ご来店ありがとうございます。今回は牛丼屋の永遠のテーマ「まかない」です。

『第6話:サービスとクレーム』よりマンガ
『まかない(賄い)』とは、飲食店において、お客様に出す料理ではなく、従業員の食事用に作られる料理で基本的にお金はかかりません。多分、これ目的で牛丼屋でバイトしようと思う人も多いのではないでしょうか?
私はそうでした。漫画の中でも、まかないを食べるシーンがあります。

『第2話:アルバイト初日』よりマンガ
残念なことに、牛丼屋では『まかない』はありません。そもそも、まかないは、店の余った食材、もしくは修行中の料理人が、自分で材料を用意して作る料理です。牛丼屋の材料は、搬入量から在庫まで、店内のシステムで管理し、廃棄になる食材はほとんどありません。
と、いうか衛生上、そんなもの食べさせてはいけません。もし、まかないで、従業員に自由に作らせてしまったら、規定量がオーバーし、売上の金額が合わなくなります。
一昔問題になった、牛(豚)丼を山盛りしている動画は論外の行為です。牛丼屋で働いているからって、牛丼食べ放題なはずがありません。
でも、がっかりしないでください。まかないこそありませんが、入店中の従業員には『従業員割引』が存在します。どの位割り引かれるかは、企業秘密で言えないのですが、貧乏学生で、牛丼の並(当時280円)しか食べたことがなかった私が、この制度を使って、毎回『カルビ焼肉定食ライス大盛(当時740円)』を食べていました。
少しやる気が出てきたのではないでしょうか?ちなみに、社員とアルバイトでは、割引の適応も若干違うそうです。ただ、牛丼屋の休み時間は30分×2回のローテーションなので、トイレや準備などを考えると、そんなにのんびりたべることはできません。

『第2話:アルバイト初日』よりマンガ
店長なんかは、本社からのメールチェックや、雑務に追われるので、毎回手軽に食べれるカレーしか食べていませんでした。店長は「俺の曽祖父ちゃんはインド人だったんだよ」て言ってましたが、本当でしょうか?

カレーギュウ・並(松屋)