今回は『【1】原作同調or批判型』のネタの集め方をご説明します。(第二回参照)
まず描く二次創作漫画の元ネタとなる作品を決めます。
今回は今私が描いている「FGO」での二次創作漫画の描き方になります。
二次創作漫画のネタを集める手順
1.ゲームの回想シーンをざっくり読み進める
2.ネタになりそうな所をメモし、簡単に内容(ボケ)も記述する
3.1~2コマ目原作、3~4コマ目自前のネタ(ボケ)の構成で漫画を描く
4.セリフ(フキダシ)を入れるとき、もう一度ゲームを見直し、1~2コマ目のセリフを原作と合っているか確認する
二次創作漫画の利点は「みんな知ってる」こと
二次創作漫画のありがたいことは、すでに登場人物とストーリーが読者が知っているため、ゲーム(またはアニメ)のどの場面から描き始めても「ああ、あの場面のことね」と理解してもらえます。

オリジナル漫画を描くときは、人物紹介、時代背景、その他いろいろな情報を伝えなくてはいけないため、こうはいきません。
ここで注意したいのが「4」の原作のセリフを入れる部分。
この部分を適当にしてしまうと、読者は「こんなこと言ってない」など反感をもたれる場合があります。
また、原作の核心にせまる所謂「ネタバレ」に関する部分をそのまま持ってくると「ネタバレするな!」と批判されることもあります。
その場合は「私の正体は○○○だ!」と伏字にすると良いでしょう。
ただ、今回オチに持ってくるために原作のセリフを持ってきましたが、これをオチなしにただ「ゲームを漫画にしただけ」にした場合、「作品の複製」に当たってしまい違反行為になります。
現在アニメ・ゲームの二次創作物は、暗黙の了解とされていますが、あくまでも「二次創作作品」を推奨するもので、「勝手に物語やキャラクターを使用」することを禁止しています。
FGOでは明確にガイドラインもHPに載せられています。
詳しくは「著作権」についての記事でまとめます。
四コマは正方形より横長が書きやすい
よく見かける四コマ漫画は、正方形に近いコマを四つ並べることが多いですが、二次創作の四コマ漫画は、横長にすると描きやすいです。
セリフを書き込みやすくなり、しかもページもかせげます(笑)

次回はちょっと難しい『【2】原作崇拝&発展型』の描き方を説明します。