二次創作漫画を読んでもらう方法はざっくり2パターンあります。
1.同人誌を作りコミケなどの同人誌即売会イベントに参加す
2.HPやTwitter、ニコニコ静画などインターネットにアップする
1.同人誌を作りコミケなどの即売会イベントに参加する
●コミケなどの即売会で同人誌を発表する長所
- サークル参加できるので、並ばずイベントに参加できる
- 「同人誌を売っている」というドキドキ感を味わえる
- 読者の生の反応や、感想を聞ける
●コミケなどの即売会で同人誌を発表する短所
- イベント参加費、本制作費などコストがかかる
- 移動など時間がかかる
- 売れないととても悲しい
イベント参加の醍醐味は、イベント会場の雰囲気を直に味わえることです。手にとってもらい、本が売れた時の感動は、やはり即売会でないと味わうことはできません。
ただ、現実はとてもシビアでそう簡単に本は売れません。正直なところ、私の初参加の売上は2冊で、5年間くらいサークル参加しましたが、最高で売れて50冊くらいでした。
本を作るのも費用がかかります。印刷会社によりますが、オフセット印刷を頼むと数万円かかりました。ですが、今では「プリントパック」といった安価で本を作れるサービスもありますので、こちらも利用するとよいでしょう。
ただ、私は強く「コピー本」の製作をすすめます。
同人誌のコピー本とは?作る際の注意点
同人誌のコピー本とはコンビニのコピー機で自分で印刷して、それを自分で製本して本をつくる方法です。よく学生だと「ホッチキス止めの資料・しおり」を作ったと思いますが、アレと同じです。
一冊の単価は高く、売れてもほとんど利益はでませんが、この製本作業は「作ってる」感じがとても楽しいです。また、背表紙やカバーなんかをつけるとグっとオリジナル感がでます。
ただ、コンビにのコピー機での印刷は結構時間がかかるので、他に利用したいお客様の迷惑がかからないよう、なるべく来店数が少ない深夜や早朝に利用したほうがよいでしょう。
また、コピー本を作る時のコツですが仕上がりがB5サイズになるよう「縮小コピー」をするとよいでしょう。
一般的な同人誌はB5サイズなのでそれに合わせるという意味と、縮小コピーをすることで、若干ベタの色むらや線がきれいに見えるという利点もあります。
A4の原稿用紙を二枚合わせて印刷するので、「A3→B4」縮小倍率でコピーしましょう。

コミケぐらいの大きなイベントだと、仲間うちも参加していて、自然な流れでそのまま打ち上げにーなんてこともあります。売り上げは気にせず、イベントは「交流の場」と思うと、とても楽しく参加できると思います。
2.ホームページやTwitter、ニコニコ静画などインターネットにアップする
●ホームページで同人誌を発表する長所
- 印刷費がかからない
- 簡単に「電子書籍」を作ることができる
- 読者がつきやすい
●ホームページで同人誌を発表する短所
- 「同人誌」を売ってる臨場感が味わえない
- きびしい批判コメントを見ることになる
- 「炎上」すると取り返しのつかないことがある
インターネットで公開する利点は、なんといってもコストが全くかからないことです。最近ではTwitterなどにアップするのが主流のようです。拡散されて有名になって商業デビューなんていう人もいるみたいです。
ただ、狭き門であることは確実で、私はもう何年も投稿していますが、反応はほとんどありません(汗)
インターネット配信で強くすすめるのが「ニコニコ静画」での公開です。二次創作だと「ファンコミック」がジャンルにあたるのですが、他のどのサービスよりも反応が良いです。

一年で20万近いページビューがありました。コメントもいっぱいいただけて、うれしい限りですが、厳しい批判もチラホラあります(汗)
イベントで顔みて「つまらない」って言う人は(あまり)いませんけど、匿名のネットの中では批判は受けやすいように思われます。
批判コメントを除けばいいとこ取りのインターネット配信ですが、やはりソロプレイてきな感じもあり、交流も求めてイベント参加したいなーと思うこともしばしばあります。
また、インターネット配信は誰でも見れることから「炎上」する危険性もあります。炎上とは、twitterなどで批判投稿が莫大に拡散されてしまうことです。
芸能人の発言だけかのように思われますが、二次創作の中でもちょくちょくこの炎上は起きています。炎上に関しましては、次の章でお伝えします。
さて、イベント参加とインターネット配信の特徴を説明しましたが、いかがでしたでようか?
どちらも選んでも一長一短なので、自分に合った公開方法を選ぶと良いでしょう。