「30歳からの漫画の描き方」第三回目は『漫画を描く時間(下書き・ネーム含む)』です。

社会人は漫画を描く時間がない?
学生時代は、平日は学校から帰ってきて、寝るまでの間、いつでも描くことができました。休日なんかは、朝から晩まで、ずっと描くことができました。
社会人になってからはどうでしょう?平日は仕事に疲れて、夕飯とって風呂入って就寝。休日は、家族サービス、または上司と接待、あるいは休日出勤、自宅作業。
休み明けに、疲れを残さないために、早めの就寝ー・・・。
とても漫画を描く時間なんてない!と、お思いではないでしょうか?

本当に全く時間はありませんか?ぼーっとテレビとかネットサーフィンしている時間とかありませんか?結論から先に言いますと、1日30分あれば、漫画は書けます!
1日30分だけでも連載漫画が描ける!
30分×30日=900分(15時間)
15時間あれば、1ヶ月に最低4ページは原稿を完成できます。
・ネーム(1時間)
・下書き(4時間)
・ペン入れ+ベタ(6時間)
・写植、背景処理(4時間)
これを見て「こんなに早く原稿描けない!」と、思われる人もいるかと思いますが、道具や、各順序を工夫することで、作業時間は短縮できます。
詳しくは、「30歳からの漫画を描く道具」「30歳からのネームの書き方」「30歳からのラフ・下書き」「30歳からのペン入れの仕方」「30歳からの写植の仕方」でご説明いたします。
『4ページ』というは、『1週間に1ページ』という目安です。これなら、何とかできそうだと思いませんか?
そしてその4ページを必ず「ニコニコ静画」などにアップしましょう。

こちらは『30歳からの漫画を公開する場所』で理由を説明します。
長編漫画を描こうと、ネームで何十ページ用意しても、おわりが見えず挫折します。でも、毎月少しづつ、完成品を確認することで、モチベーションが持続し、長期的に漫画を描き続けることができます。
1時間作業できる日があったら、次の日はやらない。定期的に、漫画を描かない日を入れるのもコツです。
ちなみに、私はこの方法で、1年間ほぼ毎月4~10ページの原稿を仕上げることができました。もちろん、仕事・家事・育児もちゃんとやっています。漫画を描かない日は、ブログやホームページの改造をしています。
学生の時に比べて、確かに自由にできる時間はすくないです。ですが、大人の私たちは「時間の質」を上げることは可能です。集中した30分は、だらだらした数時間より、遥かに価値があります。
