30歳からの漫画講座。十回目は写植・背景処理です。

Photoshopで仕上げ作業をしよう!
「ワードでセリフを打って貼る」なんてことはしません。
スキャナで原稿をパソコンに取り込んで、画像編集ソフトで、直接セリフを入れていきます。編集ソフトは何でもいいですが、万が一・・・万が一出版の話が来たことを考えて300dpi以上の高解像度で作業できるソフトが良いです
一昔前まで云万円していた『Photoshop』ですが、最近ではクラウド版が1ヶ月980円で使用することができるのでおすすめです。
私も仕事柄Photoshopが使いやすいので、こちらで作業しています。
Photoshopで枠線を創ろう
まず最初に「シェイプ」で枠線を引きます。注意点は、縦(細)と横(太)の太さの比率を統一すること。

全部バラバラの太さだと、とても読みづらい上に、美しくありません。太さを毎回測ると面倒なので、一番最初に作ったものを、複製して使用すると良いでしょう。
ブチ抜きのコマは、消しゴムツールなどで消していきます。(レイヤーの結合後)背景や髪のトーンは「自動選択ツール」などで、マスクを作って塗りつぶします。

ちょっとコマが寂しかったら、フリー素材をダウンロードしてきて挿入します。(日本地図がフリー素材です)
Photoshopで直接写植を入れよう
最後にセリフを入れていきます。文字の大きさは、スマホでの閲覧を考えてなるべく大きくしたほうが良いです。

これで、原稿は完成です。一旦、こちらは万が一の印刷用に保存して、このデータを複製して「Web用」に加工します。 Web用とは、レイヤーを統合し72dipで幅500~800前後のデータを指します。

そて、このデータをどうするか?答えは最終回でお伝えします。
