それではWordPressで下層ページ(トップページ以外)を作成していきましょう。
普通のホームページでしたら、HTMLファイルを複製したり、Dreamwaverで新規にページを作成したりしますが、WordPressでは「投稿」してページを作成していきます。
「固定ページ」でも「投稿ページ」でも作り方は一緒で、編集画面の『テキストモード』でソースを書き込んでいきます。
前回までにもお書きしましたとおり、増えないページを「固定」、増えるページを「投稿」で作成すると良いと思います。
が、実は固定ページでも『増える』ページを作成できますーが、話がややこしくなるので、今回はその機能は使いません。
ちょっと触れますと、編集画面で「親・子ページ」の設定をすると、投稿ページでいう『カテゴリー』と同じような階層構造ができるようになります。
そちらの機能につきましては、WordPressに慣れてきましたら、ご自身で調べて試してみてください。
それでは、先ほどの『イラスト』ページを作成してみます。
今度は削除した部分のhtmlを記述します。
WordPressの編集画面のソースお気づきの通り、このままじゃ画像のパスが合わないので、『メディアを追加』でimagesフォルダの画像をアップします。

ここで気をつけるのが、デフォルトだと画像にかってにリンクや、配置(左・右寄せ)が設定されてしまうので、必ず全て『なし』にしてください。
そのままにしておくと、余計なクラスが追加され、レイアウトが崩れてしまいます。
これで更新すれば、新規にページが作成されます。
黒帯の「投稿を表示」で作成されたページが確認できます。
このまま終わらせてしまっても良いのですが、ここでWordPressありがたい機能を使わせていただきます。
1.アイキャッチ画像
次の章でご説明しますが、アイキャッチ画像を投稿することで、一覧ページ(カテゴリーやトップページ)で、自動でサムネイルを表示させることができます。
今までページを作るたびにHTMLを更新しなくてはならなかったので、これは楽ですね!

2.カテゴリー分けする
管理画面の左サイドバーから『カテゴリー』が作成できます。
今回は「イラスト(illust)」「イベント(event)」「作者紹介(member)」の3つを作成しました。
投稿編集画面の『カテゴリー一覧』に追加されますので、ここにチェックをいれると、次章で作成する「一覧ページ」に振り分けられます。
3.プラグインの追加
WordPressには無料の拡張プラグインが多々用意されており、PHPを書き込まなくてもプラグインをインストールするだけで、様々な機能を導入することができます。
ただ、あまりプラグインに頼りすぎると、ページ全体が重くなったり、また制作の現場ですとプラグイン自体をカスタマイズするという、余計面倒なことになるので、導入は慎重にしたほうがよいでしょう。
今回インストールするのは1つです。
・WP SiteManager
この一つで『パンくず』『ページナビ(ページャー)』からその他様々な機能が、『ショートコード』をphpに書き込むだけで動くようになります。
導入することで、前回記述したパンくずナビのソース部分も動くようになります。
新規に作成するたびに、自動で追加されますし、カテゴリーを変更しても自動で更新されます。
これでHTMLの時のように「更新忘れてた!」ってことがなくなります!(私だけですか?)
次回はちょっと難しい(?)『一覧』ページを作成します。